■ 香港経由、旅たびアジア

インド死闘編タイトル

< とってもバターなチベット茶 >

ネパール料理屋のおばさん

ダージリンには、ネパール人だけでなく、結構チベット人も生活しているので、ネパール料理の店やチベット料理の店もあったりして便利だ。

なので、カレーに飽きた私は、ダージリンではここぞとばかりに、焼きそばや、モモ(ネパール餃子)等を必死になって食べていた(笑)

宿の近くのチベット料理の店に入ってみたら、客はほとんどがチベット人だった。

ここで、チベット茶なるものを発見。メニューにはカッコ書きで 「Salt & Butter」 と書かれてある。
おぉ、これがバター茶か。
バター茶とは、ヤクの乳で作ったバター入りの紅茶で、チベットでは普通の飲み物。

早速注文。こんなところでバター茶 初体験だ~。

どうぞ~ ( ^-^)旦~
来た。濃そうだ…。友達が先に口をつける。

「どんな味?」
「うげげ~、まず~いっ!めっちゃ塩とバターって感じ!」

そんな思いっきりそのままな感想アリかよ!?もっと具体的に感想を述べよ。

「ん~、トーストを飲んでるみたい~」

なんでやねんっ。

「ツッコミ入れる暇あったら、早く Bettyも飲んでよ」

…飲んでみた。

うぉぉぉぉ~、まっず~い!!!!o(*≧д≦)o

これ、紅茶じゃないよ、飲むバターだよ。しかも、めちゃめちゃ濃くて飲めない…。

バター茶  ←見た目は普通

見た目はこんなに普通な紅茶のフリをしておきながら、その実は破壊的なマズさだ!こんなにマズイものをチベットの人たちは本当に毎日喜んで飲んでいるのだろうか?

「せっかく2杯も注文してしまったんだし、このまま残すのもちょっとなぁ…」
「そうだよ、周りのチベットの人たちに悪いよ、頑張って飲もうよ」
「ん~、でももう私はこれが限界だ~」

1cmだ。1cmは飲んだぞ。

「Betty、今年はチベットに行くんでしょ。バター茶ぐらい飲めないでどうする」

あぁっ、友達はすでに4cmほども飲んでいる。強者だ。カーリー寺院ではやすやすとインド人Aに 500ルピーも取られていたクセに、なかなかやるなぁ、侮れない。

いや、塩とバターだからマズイんじゃないか?紅茶なんだから、これに砂糖を入れてみたら少しはマシになるんじゃないか?

もしくは、バターが濃すぎて、「飲むバター」 のようになっているので、水で薄めてみたら少しはマシになるんじゃないか?

と、こちらの方からいろいろと歩み寄ってみたが、更にヘンな味になるばかりで、バター茶の方からの歩み寄りは1歩も期待できなかった。

あぁ、既に2人共ここでギブアップ…。もう許して下さい、お願いします…(´Д`;)

店員に向かって手を上げる。
「スンマセン、チャイ2つ!(^o^)v」 (※普通のミルクティー)

ふ…お前たち、もうギブアップなのか、と思われているようだった。実際は思われてないのかも知れないが。

もう、ほんとにこんなにマズイもの、毎日チベットの人が飲んでるとは思えない!私が今まで人生で飲んだ中で1番マズかった物は、香港の茶餐廳(大衆食堂)で運がよければ出会える 「牛肉茶」 がナンバー1で、ナンバー2は「バランス栄養食のカ○リーメイトの液体バージョン」だったが、ここにきてぶっちぎりの第1位は、2位以下を大きく引き離してこのバター茶に決定!

などと、最後の方は友達と2人で、バター茶をけなしまくっていた。

チベットの方、スンマセン…。でも今年、チベットには行きます、きっと(^-^;

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