■ 香港経由、旅たびアジア

香港生活編タイトル

< チキンレースな香港人 >

獅子舞

香港人の辞書に無いもの。
それは、「譲り合いの精神」 (゚∀゚)ノ

あと、「デリカシー」や、「察する」、「慮る」、「謙遜」、「謙譲の美徳」、「おしとやか」、等の単語も無い、と思う。

なんてったって、道を歩いていて、香港人は 「絶対に」 道を譲らないもの!
どれくらい譲らないかというと、今ここで道を譲ったら地球が滅亡するのだ、と信じているんじゃないか、と思うほど、強固な姿勢で譲らない。

男も女も皆、 「お前がどけ」 と言わんばかりの勢いで突進してくるのだ。

道を歩いていて、何も悪いことしてないのに意味も無く 「わたくしが悪うございました、申し訳ありません」 と、つい、言ってしまいそうになるぐらいの勢いだ。言わないけど…。

特に、電車の乗り降り、エスカレータの乗り口、または、人混みで、「今ここで譲ったら地球が滅亡する」精神がいかんなく発揮される。

いや、しなくていいから ヽ(´Д`;

私は日本に生まれ育って長年日本で暮らしていたが、ただ道を歩いているだけで、こんなにイライラすることは無かったぞ~。香港を歩いていると、とにかく、イライラする。人がどしどし、ぶつかってくる。

前見て歩けよ!

いや、前を見て歩いているようなんだけど、自分しか目に入っていないようだ。こんなに人が多いのに回りの人が見えないなんて。不思議だ。
自分の回りの人は皆、透明人間だと思っているようだ。

いつも私がよけて、よけて、よけて歩いていたが、とうとうムカついて、よけないことにしてみた。向こうもよけないので、ぶつかるのか?

なんと、対向車、じゃなくて、対向人が私に向かってまっすぐ突進してきて、私の体にぶつかるギリギリ5cmの瞬間によける。

なんと器用な技だ~。なんでこんなにギリギリなんだよ。チキンレースかよ!?見えてるなら、もっと前もってよけてくれたらいいのに!

そう、香港では日々、いたるところで人間チキンレースが展開されている。目測を誤り、時々ぶつかることがある。

日本では、譲り合いの精神というものが普通にあったので、お互いになんとなくよけて、絶対にぶつかることがなかった。

香港人はパーソナルスペースというものが違うようだ。

いつでも他人が私の体の半径45cm以内に平気で入ってくるので、イライラする。欧米人なら、もっとイライラしているに違いない。

人混みを避けて行動しようにも、残念ながら香港はどこもかしこも人混みなのだった。

しかし、私はいい技を思いついたぞ(゚∀゚)b

香港人は、ウブドのサルと同じで、相手が自分よりもボーっとしているかどうかを瞬時に判断しているのだ!

日本でのように、普通に、お淑やかに歩いていると、「ここで譲ったら地球が滅亡する」精神を最大限に発揮しながら強気に突進してくるので、道を歩くときは香港人のように目つきを鋭く、両手をしっかり振ってスタスタと突き進むと、まぁ10cm手前でよけてくれるようだ。

特に、その時、両手を 「横に」 パキパキ振りながら歩くと、もっと効果的!お試しあれ!

…という話を友達に披露していたら、友達がもっと素敵な案を提供してくれた。

それは、「フラフープをしながら歩く」というものだった。

おぉ、フラフープ!その手があったか!(゚∀゚)
皆さん、フラフープですよ、フラフープ!どうだ!

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