ウイグルは期待通り、ヒツジの豊富なところだった。町へ出て、普通にそこら辺の屋台で買い食いをしたピロシキ風おやつがお約束のようにヒツジ肉で、めっちゃ感激~。
また、至るところに、当たり前の様に、ケバブ(ヒツジの串焼き。シシカバブ)の炭焼き屋台が出ている。これが、んま~いっ!!焼きたてだからね。炭焼きだからね (^¬^)
ケバブには、山椒や唐辛子や塩等、何種類かのスパイスがかけられ、この緑色の山椒がヒツジ専用のスパイスのようで、これをかけると、ケバブがめっちゃくちゃおいしくなるのだ!さすがヒツジの町、ヒツジのおいしい食べ方を知っている。そしていかにも毎日買い食いをしてくれと言わんばかりにヒツジの串焼きの屋台はいたる所にあったのだった。
あぁっ、しあわせ~ (´∀`).☆.。.:*・°
町中では、羊の皮のコートや羊の皮でできた靴、毛羊で作った帽子等、いろいろなお店が出ていて、日々消費される羊は肉を食べた後、有効に廃品利用されていた。
そしてトラックの荷台にぎゅうぎゅう詰めにされた羊さんが運ばれていく光景が見られる。羊って本当に従順そうでおとなしそうな顔をしているなぁ~。かわいい。これからヒツジ肉になるのだろう。私の頭の中にドナドナのメロディーが流れる…。
もうそんな感じでここは、朝から晩までヒツジまみれの毎日、ヒツジが主食な地域なのだった。私は毎日、朝は朝で食べ、昼は昼で食べ、夜は夜で食べ、その合間に屋台で買い食いをし、ほんとーに欲望のままにここぞとばかりに食べまくり、ヒツジ漬けな至福の日々を過ごした。
…しかーし!( ̄ロ ̄;)
次の日から、自分の呼吸する息がヒツジ臭い…。朝から晩まで…。ニンニクを大量に食べると次の日、息がニンニク臭くなるが、ヒツジを大量に食べると、次の日こんなにおいになるのか?
ウイグルの人は、毎日ヒツジ食べていて、平気なんだろうか?それとも、あまりに毎日当たり前すぎて、においを感じないのだろうか?
でも、私は、臭いっ。クサいぞー。息をする度にヒツジ臭い。口で息をすると、砂埃が容赦なく口に入る。鼻で息をすると、臭い…。どうしよう…。
しかしそんなものはガマン!香港に帰ったらこんなにおいしいヒツジが毎日食べられるわけがないのだ!と思い、自分の息の臭さに耐えつつ、ウイグルを去る日まで朝昼晩ヒツジを食べまくった…。