自治区、というぐらいで、現在ウイグルは中国の一部になっているので、トイレ事情は中国そのままだった。
だいたい、中国のトイレはドアが無かったり、ドアはあっても鍵がなかったり、鍵はあっても鍵をかけなかったり、もう思いっきり 「見て下さい状態」 になっているのが普通だ。
中国人は誰もそんなこと気にしちゃいない。手洗いのスペースで、スカートを思いっきり捲り上げながらパンツを直している うら若き女性が多数。ぱんつ丸見えだよ~ (゚∀゚;)
だいたい、ドアが無い場合は、縦にずらずらと溝だけがあって、みんな溝をまたいで用を足すのだ。ドアは無いが、個室同士を仕切る壁だけはあったりする。
ドアがあれば閉めればいいのに、鍵があればかければいいのに、中国人はみんなどうしても、なにがなんでも見て欲しいようだ。
もう私もそんなトイレに慣れてしまった。
…慣れてしまう自分が怖い (´Д`;)
いや、慣れてしまって中国では平気なんだけど、一緒に行った日本人の友達と、ドアが無い公共のトイレを利用する場合、やっぱり日本人の友達にその姿を見られるのは恥ずかしいのだ。習慣とは恐ろしい。
だから、そういう場合は、なるべく1番奥の個室に入るようにしている。
カシュガルのレストランで羊を堪能した後、裏庭のトイレに行った時も、やはりドアがない溝式トイレだった。
すると!!!!!( ̄□ ̄lll)
あぁっ、なんということだ! 私がトイレに入った瞬間、ウイグル帽をかぶったおっさんが今まさに、うんちんぐスタイルでリキんでいる姿が!
うぁぁ、すすすすすんませんっ!!ε=ε=ε=ε=┏(;´Д`) ┛
男トイレだったのかよ~!!あぁ、ドアが無かったよ、ドアがぁ!
慌てて隣のトイレに駆け込んだ。こっちが女トイレだった。ちゃんと確かめてから入ろうよ、私っ。
見てしまったぁ、どうしよう~、何かで目を洗わなくっちゃ~。
しかし、よく考えてみると、そのウイグル帽のおじさんが先にトイレに居てくれたから 「私が見た」 だけで済んだものの、もし私がトイレに入った時に誰も居なかったら、私がその男トイレで安心して 「うんちんぐスタイル」 を披露するという、とんでもないことになっていたワケで、あぁ、あのおじさんに感謝なのだった。
中国のトイレは油断大敵。