■ 香港経由、旅たびアジア

モロッコ編タイトル

< 団欒 4  - さすが日本の妖怪 - >

本屋のおじさん

< つづき >

ヤシン君の家は3階建で部屋数も多く、内装も調度品もとてもきれいだった。

友達と2人で、「睡眠薬で金品盗られる?」 などと密かに囁いていたが、逆に私達のほうがビンボーなんじゃないか、と思われた (´∀`;)

そして居間で出迎えてくれたのは、ヤシン君のお母さんと、おばあさん、伯母さんと姪、その友達、近所のおねえさん達だった。イスラムの衣装だ!

あぁ、私が思いっきり期待していた旅先での一家団欒が今ここに!

みんなとてもフレンドリーな雰囲気で、お菓子やミントティーが振舞われた。

『モロッコ人の家庭でミントティーを振舞われる』
これだよ、これ!今回の私の旅のポイント1つ、クリア! o(^▽^)o

この時点で友達の警戒心は一気に0ポイントまで急降下。安心全開モードに切り替わり、
「わぁ~Betty、来てよかったねぇ~!」

友達が安心したので、私も心の底から安心。よかったよかったぁ~。

家族のみんなはアラビア語かフランス語しか話さないので、会話は英語のわかるヤシン君を介して行われた。

ミントティーとお菓子の後は、お母さんや伯母さんが各部屋を案内してくれる。つーか、ウキャウキャはしゃいで各部屋を見せてもらっていた私達を監視してただけ?こいつら野放しにしておくと危険、と思われていたかも知れない。だって、すんごくりっぱな部屋なんだもの~。

小さな子供が2人居たので、ここで一発、何か芸でも披露した方がいいかなぁ、と思ったが、そうだ、バラ撒き用に10ドルショップ(※香港の10ドルショップは、日本の100円ショップと同じだが、日本から輸入しているので 100円より若干高く、実際は150円ぐらい)で買った飴があったんだ。こんなモノで予想以上に、大喜び! 空になった袋まで持って行かれた。

それなら、これはどうかな?筆談用に持ってきていた日本のメモ帳を見せると、さらに大喜び!

なんといっても、カッパの絵のメモ帳だ。カッパは日本の妖怪なんで、モロッコの子供達は見たことがないだろう?こんなに大喜びされるとは…(゚∀゚;)

カッパのお陰で、ここにプチ異文化交流が成功。さすが日本の妖怪。カッパは使える(笑)

カッパで盛り上がっているうちに、良い匂いがしてきた。
「さぁ、ご飯ができたわよ~、食べて行ってね」

やったぁ~、ありがとうございます~ヽ(゚∀゚)ノ

煮込んだカレー味のご飯をヤシン君とカリム君とみんなでつついた。

ヤシン君の家で食べたご飯

…カリム君の正体に、つづく

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