■ 香港経由、旅たびアジア

モロッコ編タイトル

< 初夜はサバイバル >

大道芸広場の水屋さん

< つづき >

マラケシュに着いたのは深夜1時近かった。あぁ、もう、着いただけでもヨカッタぞ~、これから寝るぞ~(´∀`;)

どこでもいいので、できるだけ近くの宿にしよう。とりあえず、荷を解きたい、寝たい。気に入った宿には明日移動すればいいや。

しかし、非情にも最初の宿で 「満室!」 と斬り捨てられる。2軒目の宿でも 「満室!」、3軒目の宿でも 「満室!」。

…なぜ?(T∀T)

宿のおやじが言うことには、

「どうして君達、予約して来なかったの?今は連休なんだよ、知らないのかい?ヨーロッパ諸国からたくさん旅行者が来てるんだよ」

えぇ~っ、もももしかして、イースターですか?復活祭ですね?( ̄ロ ̄lll)

しまったぁ。そりゃ、そうだ。香港もイースターだ。だから私も連休なんだ。

そうか、イースターは欧米諸国共通の休みで、そしてモロッコは、非常にヨーロッパの人たちに人気の旅行先だったのだ。

モロッコをナメていた。

今までアジアの町ばかり旅していた私がイースター時期で気にすることといえば、タイやラオスの 「水かけ祭」 ぐらいだったのだ。あ~そうなのだ。

ナメていて、スンマセン。

「じゃあ、この地区へ行ってごらん。ここなら安宿がたくさんあるから、きっと見つかるよ」
と、地図をくれる宿のおじさん。

ありがとう。速攻で移動する。移動しながら、「ホテル」 の看板が見えると、しらみつぶしに当たって砕ける。

あぁ砕けて、砕けて、サクラチル…。

延々と、「満室」、「満室」、「満室」、「満室」…。もう、笑えてくるよ!(笑)
もう、ほとんどのホテルが、フロントか入り口付近に 「満室です」 の貼り紙をドカンと貼ってあり、私に 「部屋ありますか?」 という言葉をかけるスキすら与えてくれない。

私をお断りするには 「貼り紙」 で充分… (T∀T)

今までどこに行っても、安宿街に行けば簡単に宿を取れた。こんなに満室攻撃に遭ったことは今まで一度もないぞ~。そんなにマラケシュは人気の町なんだろうか。言っておくが、ハンパじゃないぐらい、ホテルの数はあるんだよ。

クリスマスイブのラブホじゃないんだから、いい加減にしてくれ~ (´Д`;)

あぁぁぁこんなに人気のモロッコなのに、しかも素敵なイースターの連休なのに、宿を取らないで来たわたくしが悪ぅございましたぁ。水をかけられる心配より、宿がない心配をするべきでございましたぁ。あぁ、荷物が両肩に食い込む…。

既に私達の希望は、

「今日の宿さえ取れればいいや」
から、
「もう、どこかのカフェで夜を明かす?」

…に落ちまくっていた。


結果 … なんとか見つかりましたぁ (´∀`;)

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