■ 香港経由、旅たびアジア

インドネシア編タイトル

< ファミリー・テンプル >

寺院で祈る女性

3度目のバリでは、またまたラッキーなことに年1度のお祭のある日にぶち当たった。これも狙って行ったわけではないので、とてもラッキーだ!年に1度なので、朝から気合を入れたお供え物があちこちに見られる。学校も休みだ。

今日は何の祭の日なのか、とバリ人をつかまえて聞いてみても、難しい発音で何の日なのか、わからなかった…( ̄∇ ̄;)

しかし、これはぜひ、どこでもいいから寺院へ行ってお祭の様子を見てみたい!それでこそバリに来た甲斐があったというもんだ。

午前中から正装した男たちが塊になってトラックの荷台で運ばれていく光景が見られる。あぁ、あのトラックを追えば、祭のある寺院に! しかし、走って追うのは難しいぞ~ (゚ω゚;
また、正装した女性が山のようなお供え物を頭の上に乗せて歩いて行くのを見かける。すごいバランス感覚…。かなり気合の入ったお供え物だ。

しかし、どこの寺院でも祭があるというわけではなさそうだった。道行く人を捕まえて聞いても、みんなそれぞれ違うことを言うので、どの寺院に行けばいいのかわからなかった。あぁ、今日という日は1日しかないぞ~。既に午後に突入。どうしよう…。

正装をしてバイクをぶっ飛ばしている男達を先程からひっきりなしに見かける。あれの信号待ちを捕まえて 「ちょっと後に乗せて~」 と言ってみれば、辿り着けるかも!と思っていたら、小さな寺院でお供え物をしている女性がいたので話しかけてみた。

お姉さんに聞くと、今日はどこへも行かず、家でお供え物をして過ごすらしい。え、寺院へ行くのではないの?だって今日は年に1度のお祭の日なんでしょ?と聞くと、うちでやるのよ、じゃあ、良かったら今からうちへいらっしゃい、と言われた。

お姉さんの家に案内され、家族を紹介してもらう。家の屋上にはファミリー・テンプル(各家にあるマイ寺院)があり、みんな今日は各家庭で自分のファミリー・テンプルに参るらしい。こんな小さなファミリー・テンプルでも、屋上への入り口は、バリの寺院特有の割れ門になっていた。おぉ、小さな感激~!ここにこうやってお供え物をしてお参りをするのよ、とお姉さんが教えてくれる。お姉さんは、自分でいろいろなお供え物を作っていた。

上から眺めてみると、となりの家の上にもファミリー・テンプルが!普段地上から眺めていると、普通の家のこんな屋上にファミリー・テンプルがあるなんて、今まで全然気づかなかった。バリ人の生活を少し垣間見られた気がした。

フレンドリーに話しかけた私にフレンドリーに答えてくれて、ありがとう、お姉さん!

バリの人たちはみんなとてもフレンドリーだ。そして、とても信心深い。大きなお寺に行くよりも、幸せなひとときが過ごせたかも知れない…(´∀`)

しかし、ここで ほのぼのマッタリしている場合ではないのだった。この後、私の執念が祭のある寺院へと私を導いたのだった。そうこなくっちゃ!

つづく

お供え物  ← 至る所で見られるお供え物

▲PageTop

Copyright © 2005-2010 香港経由、旅たびアジア By Betty. All rights reserved.

inserted by FC2 system