< つづき >
そろそろ日も傾いてきたので、村とサヨナラして宿に戻る。さっき着いたバスターミナルまで行ってそこから逆方向に帰ればいい。
と、思っていたら!!( ̄□ ̄;)
なんと、バスが無いのだった。ムンティランから途中のバスターミナルへは帰れたものの、そこで乗り換えて私の宿のある町まで行かなければいけない。そこのターミナルで、まったくバスの姿が見えないのだった。
なんで!?
「もうバスは無いよ、バスは夕方5時までだよ」
帰れない…||||/( ̄ロ ̄;)\||||
予想外だ。香港と違ってこんな村ではもしかしてバスも早く無くなるかも知れないとは思っていたが、いくらなんでも5時に無くなるなんて、全く予想外…。
5時だよ、5時。やる気の無さ満開。
どうしよう。タクシーの運ちゃんの 数々の期待に満ちた視線が 回りから私に注がれる。ダメだ、タクシーは高いんだよ。乗らないよ。
でも、モタモタしてると本当に日が暮れる。
すると、1人のバイク乗りの兄さんが、後に乗って行かないか、と声を掛けてくれた。バイクタクシーの運ちゃんじゃないようだが、そういうことなら僕が臨時バイクタクシーになってあげるよ、ヘイどうだい、ベイベー、ということらしい。
いいなぁ、適当に値段交渉する。私のヘルメットは、仲間のバイク乗りから拝借する。
バイク兄さんは 「僕とデートしないかい、ベイベー」 などと言っている。 陽気な人だ。そんなことは どうでもいいから、ちゃんと前見て走らんかい。
この兄さんは、油断するとすぐに横を向いて話しかけてくる。こらコラ、ちゃんと前見て運転せんかーい!
しかし、陽気な人なんだけど、道に迷うんだ…。臨時バイタクなんだから仕方ないけれど宿まで帰れるのかなぁ、ちょっと不安。人に道を聞きまくっている。ごめんよ~。なんだか申し訳なくなってきたなぁ。
もうこの辺はきっと宿の近くまで来ているに違いないので、ここでいいよ。あとは適当に宿まで歩けるよ、ありがとう。
そうかい、じゃ、元気でな。デートはしないのかい?
しないよ!(´∀`;)
…これだから村歩きはやめられない。世話好きでフレンドリーな人達の集まりだった。皆さん、オススメです、ジョグジャカルタ。
さ、これから晩御飯だ。イケメンのスタッフのいる宿の近くのライブ・レストランで野菜ナシゴレンにしようかな。卵付きの(^-^)
それより、村の人達の親切がとってもご馳走だったな。