■ 香港経由、旅たびアジア

インドネシア編タイトル

< ガルンガンの日 >

バロンが練り歩く様子

バリは、神々の住む島、と言われる。至る所にヒンドゥーの神様の像が飾られ、また、道端の至るところにある小さな像にも必ずといっていいほどお供え物がしてある。それだけでなく、どの店の前にも家の前にも。

また、バリ全土に無数にある寺院の創立記念日にもそれぞれ祭があり、人々は正装してお参りに行く。とにかく、バリの人達はとても信心深いのだ。

とにかく、年がら年中お祭があるようなバリなので、いつ行っても何かしらの祭の日に当たったりするのだが、2度目のバリのとき、ガルンガンという日に当たった。

これは、バリで年に1度のお盆の日だが、バリでは1年365日の暦以外にバリ独特の暦があり、210日で1年とするものがある。この2つの暦がが同時にぐるぐる回っているようだ。私がたまたま2度目のバリで当たったのは、この210日に1度の祭の日だったようだ。狙って行ったわけではないので、ラッキーだった。

町中に飾り物がされ、バロン(バリ島に伝わる獅子の姿の聖獣)が道を練り歩いていた。正装をした大勢の男達を従え、鐘と太鼓の音と共に練り歩いていたのだ。まるで正月の香港の獅子舞のようだった。

今日の写真は、夕暮れの町を行くバロン。うぉぉ~、かっこいいぞ~、正装をした男達!

バリの正装は、男女とも、巻きスカートのように布を腰に巻き、男はみんな写真のように頭に白い布を巻いている。女は同じく腰巻に、上はなんとレースの服でスケスケなのだ、写真見たいですか、皆さん?(´∀`*)

バリに来た甲斐があったぞ~。嬉しい!普通に道をバロンが練り歩いているのだ。

香港も旧正月になると、獅子舞が家々の戸口を舞いながらまわり、お年玉をもらったりする光景が見られる。私も家の戸口の前で舞ってもらってお年玉をあげたことがある。

バロンがどんどん近づいてくる。私の方に来るのかな?来たらいいな。でも来たら困るな。バリではお年玉はあげるのかな?いくらぐらいなのかな?私の前に来たらどうしよう~、ドキドキ…!

などと1人勝手に思っていたら、私は無視されて近くにいた子供の前で舞っていた。そして、そのまま通り過ぎていった。

お祭のときのバリ人は、男も女もみんな気合が入っていて真剣で素敵だ。バリには他には無い独特の雰囲気があり、とても神秘的なのだ。

通り過ぎるバロンを見ながら、私は 「バリに来てよかったぁ~!(´∀`)」 と思っていた。

正装をしてお供え物を運ぶ女性たち

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