地球は丸い、地軸を中心に回っている、そしてインド人は人を騙す…、と、中学の教科書にも載っている。
私の住む香港の尖沙咀地区にもたくさんのインド人が生息しているが、ここが香港だからって、油断大敵…(´Д`;)
重慶マンション(数え切れない程のインド料理屋とゲストハウスがひしめく複合ビル)を1歩入った途端に20人ほどのインド人客引きに取り囲まれ、「君の行きたい○○レストランはもうつぶれたよ」
などと言われ、ついうっかり 「え、ホント!?」 などと、ひるんでしまった先日の私。
いかんいかん、ここが香港だからって、油断大敵。ウソに決まっている。そうやって自分がマージンを取れるホテルやレストランに連れて行くのだ。こんなのインドじゃ普通の手口じゃないか!香港だと、つい油断してしまうなぁ。
こんなインド人の言うことなんか無視して突破するに限る。
* * *
インドじゃー、当たり前のことだけど、リキシャやタクシーに乗って 「○○ホテルまで」 というと、100%の確率で 「あぁ、そこはもう、つぶれたよ。それより、僕の知ってるホテルがあるから、どう?」 などと、ほざかれる。
誰が行くねんっ!(゚Д゚)ゴルァ!!
旅行者の行きたいホテル、または、予約しているホテルは、インドではあちらこちらで瞬時につぶれまくる!
予約していてもお構いなし!インドでホテルがつぶれるのは、当たり前(;´Д`)
こんなインド人の言うことなんか無視して突破するに限る。
* * *
インドを歩くのは、まるで自分がドラクエの主人公になったかのような楽しみがある。1回目より2回目、2回目より3回目のインドでは、確実に自分の経験値がアップしているのを確信できる。次々と私の目の前に立ち現れる敵!しかし、必ず前回よりも強い武器や防具を手にしている私!
どっからでもかかってこんか~い!ヾ(`Д´)ノ
3回目のインドでは、再びヴァラナシへ。
夜行列車で到着した駅でオートリキシャ(3輪タクシー)を拾い、「○○ゲストハウスまで」 というと、お約束どおり、 「あ、そこはもう、つぶれたよ。それより、ここはどう?」 などとほざく運転手。
ほら、出たぁー! キタ━━━━(・∀・*)━━━━ !!!!
「つべこべ言わずに、○○へ行かんかい!」
「いやいや、そこは先月つぶれたんだよ。それよりいいゲストハウス知ってるから」
「だーかーらー!○○へ行くの!」
「いやいや、ダメダメ、僕の知ってる◇◇ロッジはガンジスに近いから。そこへ行こう」
って、勝手に行くな~!!(゚Д゚)ゴルァ!!
「ねぇねぇ、Betty、運転手の言ってる◇◇ロッジって、ガイドブックにも載ってるゲストハウスだよ」 と友達が言う。「ほら、近いよ。そこでもいいんじゃない?」
そうかな。運転手の持ってる地図と照らし合わせると、友達が言ってるガンジス河に近いゲストハウスと同じようだ。
「私、ここでもいいなと思ってたんだ。ガンジス河に近いなら、そこにする?」
うん、まぁ、そんならそれでもいいよ(´∀`;)
「じゃあ、そこに行って」
「へい」
部屋を見て、値段が合えば、まぁいいか。
かなり ちょっと 汚かったけれど、シャワーとベッドがあれば満足なので、ここに決める。時間がもったいないし、移動の後は疲れているのでホテル選びは素早く決めるに限る。スタッフもフレンドリーそうだ。
チェック・イン!
今回は運転手の行きたいホテルに決めてやったぞ~、どうだ!∩(゜∀゜∩)
チェック・イン後、さっそく、ガンジス河へ。
あぁ、しかし!!( ̄ロ ̄lll)
ガンジス河はどこ!?地図と全然ちがーう!ここはドコ?私はダレ? ??(´Д`≡´Д`)??
でも運転手の持ってる地図と、私のガイドブックの地図は同じだったなぁ。ホテル名も合っている。一体ここはガンジスからどれだけ離れてるんだよ!?なんで?
「あぁっ!見て、Betty!ここのゲストハウスの名刺、◇◇ロッジじゃなくて、オールド◇◇ロッジって書いてある~!」
えぇっ、◇◇ロッジじゃないのぉ~?||||/( ̄ロ ̄;)\||||
ホテルの入り口に 「◇◇ロッジ」 と書いてあるが、よく見るとその上に、気づかないくらいの小さな文字で、ひっそりと 「オールド」 と書かれてあった。
微妙に名前の違う別のホテルだ…。
…その手があったかぁ _| ̄|○
私の泊まった 「オールド◇◇ロッジ」 は地図で確かめると…、つーか、ガンジスから離れていて地図に載らない地域なので、確認もできないのだった。
くそ~、まだまだ私の知らない手がインドには満載…。
リベンジだ。来年の旧正月休みもまたインドに行ってやる~!
私の経験値が1上がった。新たな防具をゲット。どっからでもかかってこんか~い!!ヾ(`Д´)ノ
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