■ 香港経由、旅たびアジア

インド死闘編タイトル

< 寝台なのに寝られない寝台列車 >

寝台列車

今回の目的地は、ヒンドゥ教の聖地、ベナレスのガンジス河!香港から直行便はデリーにしか飛んでいないので、一旦デリーに飛び、デリーからベナレスまで、夜行寝台列車で12時間かけて行ってきた。

寝台列車だと寝ている間に着くし、ホテル代も節約できるということで、今どきこの21世紀にこんな列車が走ってるか!? とつっこみたくなるような戦後の買出し列車(って、乗ったことないけど…) のような夜行列車で移動することにした。

…が(゚Д゚ )!!
行きなり私の買った指定席に既にインド人が勝手に座っている!(怒)

だいたい、3人席に、なんで5人も6人も座ってるんだ!?なんでこんな狭いスペースに、うじゃーっとインド人がいるんだ!?一体誰に断って!?これじゃ指定席の意味がないじゃないか。

夜になると座席が寝台と化すので、私の席に他のインド人が一緒に座ってると夜になっても座席を寝台にできない。つまり、私が寝られない。だいたい、なんで座席(寝台)数以上にうじゃうじゃ人間がいるんだ!

「そこ、どいてくれ、私の席なんだけど」
「………」
「どいてくれって言うてるやんっ」
「………」
「おいこら、どかんかーーーい!!ヽ(`д´;)/」

ガン無視だ。席を立つ気配、全く無し!私の指定番号を見せても無視、アンタの番号を見せてみろ、と言っても無視だ。そんな番号関係ない、ここは俺の席だ、とほざくインド人。何が何でも どかない気らしい。しかも、複数の人間だ。私の席に座っている厚かましいインド人は複数いるんだ!寝る時間までにこいつら全員をどかせないといけないのか…。

たまたま私の向いの席にイスラエル人カップルのバックパッカーがいた。なんとなく同志だw
カップルの女性の方が見かねて思いっきりな勢いで私のためにインド人と闘ってくれた。それはそれはものすごい勢いで。口から火を吹いて激しくののしりながら複数のインド人と戦うカップルの女。しばらく彼女とインド人達の激しい闘いが続いたが、ついに女が勝った!しぶしぶ私の席に座っていたインド人が席を立ったのだ。

おぉ、インド人も、激しく言えば どいてくれるのか、すごいぞ~。ありがとう、同志!…きっとこのカップルはケンカしたとき、いつも彼女が勝っているのに違いない。

これでやっと夜寝られる~(´-`)

しかーし!

夜になると、人の寝台に勝手に割り込んできてベッドを3割ほど占領するインド人。
…おい!(怒)

しかも、自分の席(寝台)の無いインド人達は寝るスペースが無いので座ったまま一晩中ぺちゃくちゃぺちゃくちゃペチャクチャペチャクチャ …以下省略…しゃべりまくるので、うるさーーーーい!

その上、深夜遅くまで&信じられない早朝から、ひっきりなしに各車両を 「チャイ、チャイー、チャイは要らんかねー」 と、市場のおっさんのようなダミ声のチャイ(ミルクティー)売りがやってくる。 その声がまた、デカい!

結局、寝られなーい!

行きから、いきなり修行のようなインドの夜行列車なのであった。カオスだ。インドはカオスが渦巻いている…(;´Д`)

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