■ 香港経由、旅たびアジア

インド死闘編タイトル

< 大人の物乞い >

子供を抱いた物乞い

インドは物乞いが多いと聞いていたが、本当に多かった。香港にも物乞いはいるが、そんなに多くはない。香港では、道に座るか寝転がって、ただ缶を持って客待ち、という消極的物乞いなのに対して、インドは積極的物乞いが多かった。

道を歩いている私の前に立ちふさがる、いきなり腕を掴んで振り向かせる、または追いかける、という、積極的営業系物乞い。

香港は、ただの客待ち系と、盲目or腕が無い等の障害者系、楽器を演奏するパフォーマー系の3種類に大別されるが、インドでは、手ぶら系と小道具系だった。

なぜかインドの物乞いの人達、特に女性は、赤ちゃんを抱いていることが多かった。次々と私の前に赤ちゃんを抱いて現れる物乞い。つい、お金をあげてしまう。あぁ相手の思うツボ…。または、赤ちゃんでない場合は、小さな子犬を抱いていることもある。

これって、絶対、小道具だよね?(^-^;
しかも、犬の場合、ぜったい素通りできない私…。

物乞い用 赤ちゃん貸し出し処、なんていう職業があるんじゃないか??

一旦、目を合わせてしまうと、どこまでもついて来られるので、振り払うために小銭をあげるのだけど、そんなことをしてると、小銭がいくらあっても足りないのだ。

仕方なく、そこらの屋台でチャイ(ミルクティー)を飲んでお金をくずす。5ルピー1枚でなく、1ルピーを5枚にしてくれ、と言ってお釣りをもらい、寄ってくる物乞いにあげるのだけど、アッという間にそれもなくなる(´Д`;)

一体、どこから湧いて出てくるのか!? と思うぐらい、すごい数…。どこらか湧いてくるかというと、アジトがあるのだった。私のホテルの近くにバラック小屋があり、そこから赤ちゃんと出勤しているようだった。

無視してもいいのだけど、どこまでもついて来るし、振り切ろうと早足で歩いても歩調を合わせてついてくる物乞い。やるなぁ、私の方が負けそうだ (゚∀゚;)
…負けました。どうぞ持っていって下さい、1ルピー。

すると、「No! モアル(more)! 10ルピーくれ!」 と、強気な物乞い。

えぇっ、金額指定かよ!?予想外の展開だ( ̄□ ̄;)

とりあえず、「なんでやねんっ」 と切り返しておく。香港の物乞いに比べて、かなり厚かましい。香港の物乞いは金額指定しないぞ。1ルピーでいいじゃないか、1ルピーで。ここで一気に10ルピーも使うと、次の物乞いの攻撃に対応する小銭がなくなってしまうじゃないか。


しかし夜になっても営業活動をやめない物乞いの人達。終業時間など無いようだ。いい加減疲れてきたので、無視することにする。お腹も空いてきたし。レストランを探していると、やっぱり物乞いにつかまる。

…悪いけど無視していい?(´Д`;)

しかし、例によって、どこまでもついて来るので、目の前の靴屋に入って、まくことにする。靴を見るフリをしながら、それとなく外をうかがう私。中をうかがう物乞い。

…ついに私が勝った! しばらくウロウロしていたが、あきらめて去って行ったようだ。やれやれ。レストランを探そうかな。と、表に出ると、柱の陰から再び姿を現す物乞い!!
壁|ー ̄)ニヤッ

あぁっ、隠れてたのかぁ、やるなぁ。…私の負けです _| ̄|○
…と言いたいけど、もう、無視することに決めたんだよ!キリが無いもの~。

どこでもいいからサッと1番近くのレストランに入る。もう、お腹空いたんだよ~。

さすがにレストランなら、物乞いもあきらめたようだ。どこかに行ってしまった。しかし、油断大敵。まだ柱の陰に隠れているかも…。

と、思ったけれど、私はお腹が空いてたんだ。物乞いも空いてたのかも知れない。昨日、レストランで、カレーがおいしくて、うっかり注文し過ぎて少し残してしまった私…。いいのか、それで??私は残すぐらいのお金があるのに、物乞いにあげる ほんの数ルピーも無いのか?

やっぱり、まだ柱の陰に隠れているかも、と思って表に出てみたけれど、もう、探しても物乞いはいなかった…。

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