■ 香港経由、旅たびアジア

インド死闘編タイトル

< 切符への道 2 - 輝ける栄光の2階へ - >

立ち話のおばさんたち

<つづき>

次々と私の前に立ちふさがるショッカーどもをなぎ倒し、輝ける栄光の2階へたどり着いた友達と私。インド・ルピーを握りしめ、長蛇の列の最後尾に着く。

が、トロトロしてなかなか前へ進まないのだ、これが…。ショッカーでなければ、怠け者?どないやねんっ。こんなに人が並んでいるのに、隣の人と談笑しながらチャイ(ミルクティー)なんぞを飲みながらリラックスしている職員。

あの~、チャイなんか飲んでるヒマがあったら、仕事して下さい(´Д`;)

トロトロではあるが、少しずつ列が前へ詰まっていく。が、トロい。私のひとつ前に並んでいたフランス人バックパッカー(推定年齢52歳)が、とうとう我慢ができなくなり、怒りが脳天を突き抜けたらしく、突然イスから立ち上がったかと思うと、

「一体どういうことなんだ!これがインド時間か!なんとかしてくれ。一体どれだけ待てばいいんだ!おい、どう思うかね、君たちっ!」 ┗(`Д´#) ┛
と突然 鬼瓦のような顔で私達のほうに振ってきた。

鬼瓦  ← 鬼瓦

えぇっ、そんな急に振られても…!!あぁ、お気持ちは、よぉ~くわかりますぅ…。

ビビった友達は、「あ、どうぞ、私のイスに座ります?」 と意味も無く席を譲っていた。それぐらい、ワケのわからない迫力があったのだ、そのフランス人には。

しかし、みんな同じことを思っているぞ、フランス人。つーか、おいこら、インド人…。

朝から回っているのに行きたいところにスムーズに辿り着けず、もうお昼の時間だ。お腹が空いてきた…。早く切符をゲットしたいところだ。でないと、この後もしまたショッカーが襲ってきたらもう闘うエネルギーが無いかも知れない。やはり、何をするにも予想外に時間を食ってしまうインド。ただ駅で切符を買いたいだけなのに。

とうとう私達の番が回ってきた。あぁ、神様ぁ、栄光の窓口です(T∀T)

そして次ページにつづく。
私はアグラ行きの切符を手にすることができたのでしょうか?

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