■ 香港経由、旅たびアジア

香港生活編タイトル

< 中秋節は月餅まみれ >

中秋節

香港では、春節(旧正月)に次いで大切な行事が中秋節

この日は、なにがなんでも家族もしくは親戚一同で集まり、一緒に中華な食事を楽しまなくてはいけないのだ。

なにがなんでもなので、会社も昼過ぎに終わったりする。 全く関係ない日本人の私も昼過ぎに帰れたりする。

ラッキー♪(^-゚)

深セン(※香港から1番近い中国の工場地帯)で働いている人も、なにがなんでも家族で中華な食事を楽しむために、国境を越えて香港へ帰ってくる。

そして夜を徹してランタン遊びなんか楽しんだりする。定番だ。お陰で、この日だけは地下鉄も夜通し運行になったりする。

どんだけ大切やねんっ。

子供はランタン遊びだけれど、青春者たちは、海辺の砂浜なんかで、 直径2mほどのハート型にロウソクを立てて、その中で2人、なぜか ジッと寝転んでいたりする。

…怖い(;´Д`)

と、毎年このような光景が繰り広げられる中秋節。

   *   *   *

ここでポイントは中秋節お約束の 「月餅」 だ!

中秋節が近づくと、必ず毎年欠かすことなくオフィスへ月餅が届けられ、社員全員に有無を言わさず配られる!

これがマズイんだ!( ̄ロ ̄lll)

しかーし。 中秋節に月餅を食べるのは、お約束中のお約束で、こればっかりは日本人の私でも毎年逃れられない運命なのだ。「要らない」なんて言った日にゃ!

「え~っ、なんで要らないの!?月餅だよ!」 (゚∀゚;)
「だって、…マズイじゃないですか」 (;´Д`)
「月餅はみんな食べるよ!」

…非国民扱い。

どれだけお約束かと言うと、中秋節が近づいてくると、地下鉄といわず、 新聞&雑誌といわず、TVといわず、各社が競って月餅の宣伝を始めるので、香港中が色とりどりの月餅の広告で埋め尽くされるのだ。

マズイのに(´∀`;)

どこへ逃げようと執拗に追ってくる月餅の広告。 そうやって日々マインド・コントロールされれば、つい私も地下鉄の駅で 月餅の缶に手を伸ばし、「これ下さい(´∀`)」と言ってしまいそうになる。

…あぶない あぶないw

あの、ねちょっとした蓮の実あんの甘さと、アヒルの塩漬け卵の味。 中に埋まっている黄色い塩漬け卵は、中秋の満月を表しているんだ そうだ。

香港人にしては珍しく風流だが、マズイことに変わりは無いぞ。

香港人も、心の底ではマズイいうことに気づいているのか、最近では ティラミス味や、マンゴー味、アイス風等、ニュータイプが出ているようだ。

あぁ、でも、なんでうちのオフィスに贈られてくる月餅って、伝統的な 蓮の実あん? マンゴー味のとか、来ないかなぁ?そんなの1度も来ないぞ~。 嫌がらせのように、蓮の実あん味のしか来ないぞ~。

というわけで、今年も食べた伝統的月餅。

…マズかった_| ̄|○

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