■ 香港経由、旅たびアジア

香港生活編タイトル

< 大陸訛り >

香港島

香港に渡った時点で、既にある程度の広東語は話せるように準備してきていた私。

しかし、ホームステイ時代、お父さんは香港人だが、お母さんは大陸(中国本土)出身で、大陸訛りの広東語を話すため、来たばかりの私は、教科書にもどこにも載っていないお母さん独特の広東語に大変に泣かされた。

来たばっかりの慣れない頃なので、お母さんのしゃべる大陸訛りの広東語が時々聞き取れないっ(´Д`lll)

その度に、娘に広東語(?)か英語で通訳をしてもらうか、直接ちまちまと筆談していた。

食事中、
「Betty、イーは嫌いなの? 遠慮しないでイーも食べなさい」
「イーって何ですか?」
「これよ(と、指差す)」
「あっ、ユー(魚)ですか!?」
…あぁ、お母さん、ごめんなさい~。

と、いつもこんな調子であった (´Д`;)

でも、1つ屋根の下で3ヶ月も一緒に暮らして毎日顔を合わせていると、「お母さんの発音の法則」というのがだんだんわかってきて、いつの間にか、他の香港人のしゃべる広東語と同じように、お母さんとも普通に会話できるようになっていた。

慣れって素晴らしい!

しかーし!

ある日、お母さんの友達と一緒に飲茶をした時のこと、この友達がまた、お母さんとは違う法則の大陸訛りの広東語を話すのであった。

…再び聞き取れない!!( ̄ロ ̄;)

あぁ、この友達って、お母さんとはまた別の省から来た大陸人に違いない。

中国はとっても広いので、日本の「○○弁」なんつー問題のレベルではなく、まったく別の言語のようにさまざまな言葉が存在するのだ。広東語と北京語なんて、よく英語とドイツ語ほど違う、と言われたりするぐらいだ。

今はもう、ある程度の大陸訛りの広東語もわかるようになったけれど、香港に来たばっかりの私って、こんなことで苦労していたのであった…。

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