おいしい餃子とサソリのデザートで暮れた北京1日目だったが、次の日の朝 未明、激しい腹痛によって眠りを妨げられた私。
ぬぉぉぉぉ、キタ━━━━━((゚∀゚;))━━━━━ッ!!
ぐるぐるぐる…。トイレにダーッシュ!
ε=ε=ε=ε=┏(;`Д´) ┛
激しく急降下だ。と思ったら、今度は胃の底からマグマのように激しく込み上げてくるものが!
再び、キタ━━━━━((゚∀゚;))━━━━━ッ!!
うぷぷぷっ…。トイレにダーッシュ!ε=ε=ε=ε=┏(;`Д´) ┛
はぁはぁ…。なんで私がこんな目に…。そろそろ夜が明けてくる頃だ。隣のベッドでは、苦しんでいる私のことなんか知ったこっちゃない、という感じで、ぐーすか寝ている友達。急降下と逆噴射に、何度もトイレとベッドの往復をくり返し、私は1人で勝手に盛り上がっていた。夜明け前から1人でパーティ。なんで私だけやねんっ。
盛り上がっているうちに夜が明けて今日という日が始まろうとしていたが、しかし、もう出すものは何も無くなったのに、急降下と逆噴射が止まらない。しかも、手足がしびれて力が入らない。
おかしい。なんで私だけが…。昨日は1日、全く友達と同じ行程で同じものを食べていたのに。しかし、よく考えると、昨日私だけ食べたものがあった。
サソリだった。
尻尾を曲げて私を挑発したサソリ。きっと奴のせいに違いない。チャレンジなんかするんじゃなかった。尻尾まで食べたのがマズかったのか?それとも屋台の焼きが足りなかったのかぁぁぁ??
起きてきた友達が心配して、「外に出られないのなら今日は寮で1日寝てたらいいよ」 と提案。
うぬぬ~、その提案だけは却下!今日は紫禁城やその他主要な観光地を回る予定じゃないか。
実は、北京はどうせ近場だし、と思い、週末を利用して、たったの2泊3日で来ていたのだった。つまり、中1日のこの日がつぶれてしまうと、何のために飛行機に乗って北京まで来たのかわからない。今日を寝て過ごすなんて、そんなこと許せるワケがないのだった。
「迷惑はかけないから私も連れて行ってぇ~、ゆっくり歩いたら大丈夫だからぁ、はぁはぁ…」
って、それが迷惑やっちゅーね~んっ、と一瞬、友達の顔に書いてあったような気がしたが、そんなことは私の気のせいに違いないったら違いない… (´∀`;)
私だけ何も食べられなくて体力が消耗していく一方なので、友達が 「おかゆも食べられない状態なら、アワやヒエならどうかな?食べてみる?」 と提案。
はい、食べます。つーか、今どき、この時代に 「アワやヒエ」 が普通に食べられることのほうが私には衝撃だった。さすが北京だ、香港とは違う。ネタひとつ、ゲット♪
アワを補給。エネルギーメーターが30%から50%にアップ。とりあえず移動だ。
遠くまで歩けないので、近くからタクシーで移動することにしたが、走り出した瞬間、ぬぉぉぉ、キ…
「運ちゃん、停めてっ、今すぐっ!」 ( ̄□ ̄;)
外にダーッシュ!ε=ε=┏(;`Д´) ┛
我慢できなくて、そのまま道端に逆噴射。背中をさすろうと出てきてくれた友達が思わず、ズザザーッ、と後ずさりする。…そんなに激しく跳びのかなくても…(´Д`;)
ごめんね、友達…。そして、補給したばかりの 「アワ」 が、瞬間で土に還った…。
あぁ、機内から持ってくればよかったなぁぁぁぁ、嘔吐袋。あれだけさんざん笑ってバカにしてごめんなさい、嘔吐袋。今の私に1番必要なのは、まさにその、嘔吐袋だった。カムバーーーック、嘔吐袋ぉ。
教訓 : 嘔吐袋を笑うものは嘔吐袋に泣く
そして私の悲劇はさらにつづく。