ウイグルはイスラム教の地域なので、時々ラマダン(断食の時期)がある。私がカシュガルに行った時は、ちょうどラマダンにぶち当たっていたのだ。えぇ~っ、どうしよう~、せっかくなのに食べるものあるのだろうか?でも、無かったら無かったで、このチャンスに、ダイエットできるかも!
などと思ったが、甘かった。旅行者は別にラマダンなんか関係ないし、食べものはおいしいし、ダイエットなんか全然できなかったのであった…。
なんせ、至るところにケバブの炭焼き屋台があって、お腹空いてなくても素通りできないので、買い食いするする!あぁ、おいしいから仕方ないよ~(T-T)
断食の人は、日中の陽があるうちはものを食べてはいけないようで、陽が落ちたらみんなでレストランに群がってくるのだ。
…が( ̄ロ ̄;)
みんな空腹でいっせいに群がるから、めっちゃ殺気立っていて、とっても恐ろしい! なんせ、1日飲まず食わずだもんなぁ。
夕方のレストランは飢えたハイエナが群がる地獄絵図のようなのだった!
おいおい、怒鳴るなよ、おっさん…。お茶頼んだのに来てないよ、お茶…。おいこらー、無視すんなよー。おーい、私が頼んだのは肉入り麺じゃなくて、野菜麺だよ、野菜麺!
なんだか客も殺気立っているが、それをさばく店員もすごい形相だ。あぁ夕方のレストランはカオスだ。しかも、なぜかおっさんばっかり…。
…あー、もう、全て私が悪ぅございました、スンマセン、なんでも出されたもの素直に食べてお勘定させて頂きますぅ・゜゜・(>_<;)・゜゜・
これからは、レストラン開店直後は避けて、地獄絵図が収まってから食事に出向くことにしよう。断食おつかれさまでした…。