■ 香港経由、旅たびアジア

インドネシア編タイトル

< 「ゴザイマス!」 >

ストリートから見えるパームツリー

インドネシアの中でも、特にバリ島は、なぜかいつもめちゃくちゃ日本人観光客が多い。前回、香港からシンガポールを経由して来た私、そのシンガポールからの飛行機は日本人の貸切か!?と思うほど日本人が多かったのだ。しかも私は香港の休みを利用して行っているので、日本は連休でも何でもないはずなのに。

そのお陰で、クタやウブドという観光客に人気の町を歩いていると、それこそホテルを出てからホテルに帰るまで(!)、朝昼晩深夜と、1日中どこを歩いていてもあっちこっちから日本語が飛んでくる飛んでくる飛んでくる…(以下省略)…。声を掛けてくるのだ、インドネシア人が。

これは、バリ島を訪れる観光客数の1位が日本人で、しかも多くの日本人が英語を理解しないため、バリ人の方が日本語を覚えていったものと思われる。しかし私は海外に来てまで日本語で話しかけてきてくれなくてもいいんだけどなぁ(´Д`;)

使用頻度ナンバー1の日本語は 「カワイイネー」「どこいくの?」。よくあるパターンだ。と思いきや、結構文章でしゃべれる人が多くて驚く。「なにさがしてるの?」 「ちょっとコッチみてよ」 「カワイイおみやげあるよ」

商売熱心だけど、うるさいなぁ~。と思っていると、

「ムシしないでよ」 「アツイネー」 「(夜でも)おはよー」 「(昼でも)こんばんは」 「にほんじん?」 「カワイイおねえさーん」 「キレイねー」 「アリガト」 「さよなら」 「チョーかわいいってカンジー?」

と、商売に全く関係なく、ただ通りすがりの人に道端から一言声を掛けてるだけ、という意味不明のものが多かった。バリ人はフレンドリーで陽気だ。インドみたいに、しつこくなくて良い。ただ「通りすぎる人には声を掛ける!」というポリシーでもあるかのようだ。

また、いきなり 「ゴザイマス!」 というのもあった。…いや、ゴザイマスって言われても(^-^;

通り過ぎざま、「ニホンはどこから?」 というのがあったので、ボソッと 「大阪」 と答えてやると 「今からドコに行きはるんですか?」 と関西弁の丁寧語で返してきた奴がいた。かなりの上級日本語だ。ちょっとウケた (笑)

私がカバンの中の帽子を探りながら歩いていると、すれ違いざまに 「ぼうしドコ?」。 すれ違いざまだよ!とにかく、一声かけずには居られないのだ、バリ人は。3歩あるけば一声かかる。いや、マジで (´∀`;)

道端でダベっているバリ人達も、私が横を通り過ぎる一瞬、「コンバンワ」 と声をかけ、また普通にバリ人同士のおしゃべりに戻っている。そんなにまでして一声かけずにはいられないのか、君たち!?

もう、放っておいてほしい、と思ったりするが、みんな満面の笑みで声をかけてくるので、憎めないのだ、バリ人。まるでバリの太陽のように輝く満面の笑みだ。うっとうしいが、陽気でフレンドリーなのは良いことだ。

普段、他人と接するときの香港人に笑顔はないので、私はバリに癒されに行っている。

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