島ではタクシーやバス以外に、馬車や、ベチャと呼ばれる人力三輪タクシーが結構幅をきかせていた。馬車は、観光客用というよりも、ごく普通に一般人の足となっているようだった。
私は、バスやタクシー以外に、サイクル・リキシャや、馬車やロバ車、シクロ、ベチャ…等、アナログ的なものが わらわらと走っているような町が大好きだなぁ~ (´-`).。oO
※リキシャ…インドの人力車、シクロ…ベトナムの人力車、ベチャ…インドネシアの人力車
ベチャといえば、道路脇のいたる所にズラズラと客待ちベチャが停まっているのだが、私が脇を通り過ぎる度に客待ち運ちゃんがこちらに向かって口々に何かをポソっと囁く。
ん、何…??
何を言っているのか聞こえなかったので、しばらく無視し続けていたが、3日目になって突然わかった。「ベチャ?」 と言っているのだった。
ひとこと、「ベチャ?」 だよ!
要するに 「ベチャはいかが?ベチャに乗らないかい?」 ということだ。
声が小さくて聞こえないよ!(゚∀゚;)
そんな消極的な商売でいいのかよ!?商売やる気あるのかよ!?
…というぐらい控えめなのだった。
運ちゃん達は、道端に停まって、道行く人に向かってポソっと 「ベチャ?」 と囁くか、客が無いときは自分のベチャでグーグー昼寝しているかのどちらかだった。
やっぱり、真剣に働く気が無いのか…?
しかし、ここの人達は全体的にのんびりしていて、あくせくせず、しかもフレンドリーなのが特徴のようだった。いいなぁ、私の中の癒し系ランキングの、一気に上位にランキング入り決定~!(´∀`)