私が香港に渡る前は、旅行で何度も下見をしに来ていたのだ。
私は、自分で決めたら絶対に行動に移す派のクセに、行き当たりばったりができない、石橋をチョ～叩いて渡る派なので、日本でOLをしながら、有休は全部香港旅行に使い、自分で何度も香港に旅行に来た際に、職を探してはまた日本に帰って何事もなくOLに戻る…という生活をしていた。アフター５には、ちゃんこ鍋屋でバイトをして資金を貯める傍ら、 広東語も密かに着々と勉強していた。
しかし！
なんと、会社にバレていたようだ！(￣ロ￣lll)
なんとか職が見つかって、「香港に行くので会社辞めます」と上司に打ち明けると、
「そうか、なんとなく そんな気がしてたわ。Bettyちゃんらしいなぁ。ほな頑張りや」
と言われて、円満退職で会社を辞めた。
その後、速攻で香港に渡る必要があったので、職を見つけたあと渡港までに、住むアパートを見つける余裕がなかった為、ホームステイになったのだ。
これは、私が日本で広東語を習っていた時の香港人の先生が
「アパートが決まってないなら、しばらくうちの実家に住んだらいいよ」
と、親切に香港のお母さんに頼んでくれたのだ。
あぁ、先生ありがとう～(´∀`)
だって、先生が今、日本に留学中ってことは、先生の部屋が空いてるってことだよね、ね、ね。
そういうワケで、旅行ではなく、住むために香港に渡ったその初日、 私が目指したのは、ホンハム（*九龍半島の住宅地）のホームステイ宅なのだった。
昔の香港の空港は、街中の ど真ん中にあったので、昼便でなく夜便で入ると、 飛行機ごと香港の夜景にダイナミックに突入できるので、 私は香港には好んで窓際の席で夜便で入っていた。
今まで何回も夜便では香港に入ったことがあったけど、空から香港の夜景を舐めるように街に吸い込まれていく、この、住むための８回目の香港へのランディングは、私の人生の中で１番きれいな香港の夜景だった、と思う！！
あぁ、香港！
1996年2月4日は、私の来港記念日(*＾‐＾*)
